少女だったころのあなたへ

自己愛性人格障害の父と筋ジストロフィーの母のもとで育った女の子の話。

毒母−3

ひとつひとつは小さなこと。

 

でもその小さい傷は

 

確実に今の私を形成してる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物心ついたときから母はあまり

 

笑わない人だった。

 

 

 

友達の家に遊びにいったとき

 

テレビを見ながらゲラゲラ笑う

 

友達のお母さんを見て衝撃を受けたのを覚えてる。

 

 

 

 

 

 

たまに私の話で母が笑ってくれると

 

とても嬉しくて、

 

「なんで笑ったの?」と聞いていた幼少期。

 

 

 

 

「◯◯ちゃんが面白いからだよ」って

 

お母さんから聞きたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友達と商店街に行くことを覚えた

 

小学校低学年のころ

 

文房具屋で父母の結婚記念日に

 

色違いのペンを内緒で買った。

 

 

 

帰宅すると

 

なにを買ったんだと母から厳しく問い詰められた。

 

 

 

 

「内緒だよ」と言っても

 

隠させてくれなかった。

 

 

 

 

 

「自分のお小遣いから買ったんだから

 

いいじゃん」といってもダメだった。

 

 

 

 

 

 

仕方がなく

 

来週渡す予定だったプレゼントを出して

 

母に渡した。

 

 

 

 

 

 

「結婚記念日のプレゼントだよ

 

おめでとう・・・」

 

 

無駄遣いなんかしていないのに、

 

なんだか信じてもらえないのがショックで

 

笑顔がうまく作れなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

母は一切喜ぶ顔を見せず、

 

 

 

 

 

ありがとうも言わず、

 

 

 

 

「使わない、お金の無駄」

 

と言った。

 

 

 

 

「お父さんもペンに拘りがあるから使わないと思うよ」

 

とも言われた。

 

 

 

 

 

 

 

捨てたくなった。

 

 

 

 

 

 

 

小四くらいのときにフェルトで巾着袋を作って

 

 

母の誕生日にプレゼントした。

 

 

それも「綺麗じゃない」とか

 

「フェルトの無駄」とかいって

 

いらないと言われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父は自己愛性人格障害だと思うけど、

 

 

 

もしかしたら母もそうだったのかもしれない

 

と思い始めた。

 

 

 

子供の自己愛性人格障害の特徴

 

こちらの自己愛性人格障害は“親が子供に頼った場合”という事になります。例をあげると「子供に愚痴を言う」「経済的な困難を訴える」「親同士の不仲を語る」といったものや、子供に無理やり家の事をやらせたり、子供ながら我慢をしてやらなければいけないという事を強要させて、生活を送ってきた場合に起こります。 

 

 子供に愚痴をいう、経済的な困難を訴える、なども当てはまる。

 

どこかに書いてあった

 

プレゼントを喜ばないも当てはまっている。

 

 

逆に親が子どもを放置した場合というのも自己愛性人格障害という症状に陥ってしまう可能性があります。子供は親の愛情を受けて育ちます。見ていないようで、親の事をよく見ています。親が子供に語りかけて安心させえない、子供の希望や欲求に取り合わないで無視してしまう。

 

完全に母は私の欲求に取り合わないで

 

私の感情を無視していた。

 

 

 

 

だからか。

 

 

 

私は大人なのになぜ

 

小さい子を見て、

 

 

 

 

母親とその幼児との関係性に

 

妬いてしまうのだろう

 

 

と思っていたけれど

 

 

 

 

自己愛性人格障害の両親に育てられたから

 

 

 

自分も自己愛性人格障害なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

26歳にしてこんな重大なことに気付くなんて。

 

 

 

 

 

私も周囲の友人達に

 

 

人格異常者だと呆れられてきたんだろうか。。

 

 

 

 

 

 

鬱になるほど苦しい人生だったのに

 

 

今度は自分もそうだったなんて。

 

 

 

 

 

いつになったら解放されるのか

 

私の人生。

 

 

 

 

 

 

 

私も自分の幸せしか考えていない

 

大人こどもなのかもしれない。

 

 

 

 

周囲の人と支えあって幸せになる

 

世間の人と違うのか。